みなさんこんにちは.しーぷです.
今回は,
- 最近のTOEICPart2が難しい...
- Part2の勉強法を知りたい.
- Part2対策におすすめの問題集はあるか.
といった悩みにお答えしていきます.

この記事を書いている私は,2カ月半の勉強で645点から900点まで点数を伸ばしました.最短で点数を上げたい方は必見です.【TOEIC900点】2カ月半で255点伸びた話【勉強法も解説】
✔この記事から得られること
- Part2対策の重要性が分かる.
- Part2の正しい勉強法が分かる.
- Part2の超有用テクニックを学べる.
それでは具体的な内容を見ていきましょう.
TOEIC Part2 問題形式と近年の傾向
問題形式について
まず,Part2の問題内容について確認してきます.
Part2:リスニング応答問題(25問)
次のような英文が読まれ,A,B,Cの中から正しい選択肢を選びます.
TOEIC® Listening & Reading Test サンプル問題Part2
リスニングは計100問なので,ちょうど4分の1にあたります.
TOEICを勉強するにあたり,Part5と並んで最も勉強コスパの良いパートともいわれています.
なぜなら,勉強・対策がしやすい上に問題数も多いからです.
Part5については以下の2つの記事で「解き方」と「勉強法」について解説していますので合わせてご覧ください.
【解き方は?】2カ月半で255点UPしたTOEICPart5対策
【TOEIC Part5・6】2カ月半で255点伸びた問題集
近年の傾向についても見ていきましょう.
近年の傾向(難化してます)
TOEICが2016年に新形式に変わってから,現在まで徐々に難化してきています.
特にここ1,2年の難化傾向が強く,私自身も非常に苦戦しました.
具体的な難化の傾向は後に解説します.(ネタバレ:いわゆるひっかけ問題が増えた.)
しかし,私がこれから紹介する「正しい勉強法」を行えば確実に点数を伸ばすことができますので是非最後までご覧ください.
Part2のコツ・テクニックを学ぼう
まず初めに,Part2で使える超有用なテクニックを紹介します.
冒頭の疑問視に注意
これは本当に重要です.いたるところで言われていることですが,初心者の方はまずこれを意識しましょう.
質問文が読まれるのは,ほんの数秒です.そこに全神経を集中させてください.
例を出して見ていきます.
TOEIC® Listening & Reading Test サンプル問題Part2
質問文冒頭の疑問視は聞き取れましたか?
この問題に関してはその疑問詞さえ聞き取れれば正解できます.
それでは答えを見ていきましょう.
質問文:Where‘s the new fax machine?
選択肢
(A):Next to the water fountain.
(B):I’ll send the fax tomorrow.
(C):By Wednesday.
疑問視の Where が聞き取れていればすぐに (A) が正解と導けますね.
応答文(3つの選択肢)が聞き取れることも重要ですが,やはり質問文が聞き取れないと話になりません.
全25問中7~10問が疑問詞から始まる設問文です.
疑問詞から始まるかどうかは読まれてからでないと分かりません.つまり,どちらにせよ冒頭は特に注意して聞く必要があります.
ひっかけ問題に注意
近年の難化傾向の原因はこれです.
Part2は後ろに行くにつれ(問題番号が後ろの方ほど)難しくなっていきますが,最近は前半の方でもひっかけ問題が続出するようになりました.
ひっかけ問題の割合が徐々に増えてきているということです.
ひっかけ問題には色々な種類があります.
最も多いのは,間接的な受け答えの文が正解になるパターンです.例を見ていきましょう.
(スクロールする前に正解は何か考えてみてください.)
(例)Have you seen the Ancient Art Exhibition?
- Yes, I’ve seen the travel agent yesterday.
- I’m sorry to hear that.
- The museum is pretty far from my house.
正解は C です.会話の背景にある文脈をくみ取らなければならない難問です.
C の文章を訳すと,
その美術館は私の家からかなり遠いんです.
つまり,その美術館(Ancient Art Exhibition)には行っていないということを間接的に伝えているんですね.
また,ひっかけの選択肢も存在します.
ひっかけの選択肢は A です.以下に2つのひっかけポイントを示します.
- 質問文は Have you ~ から始まっているため Yes か No で答えることが普通.
- 質問文中の Ancient の音の響きと,選択肢 A 中の agent の音の響きが似ている
以上のことから A が正解だと早とちりしてしまうんですよね.
このような巧妙な仕掛けが Part2 には散らばっています.
他にもひっかけ問題の種類がありますが,ここでは省略します.以下の記事でもう1タイプのひっかけ問題を紹介していますので気になる方はどうぞ.
【900点のウラ技を公開】TOEIC小技テクニックまとめ8選!
Part2 効果的な勉強法
次に,Part2対策に効果的な勉強法を紹介していきます.
結論,ディクテーションが最強
ということで,ディクテーションをやりましょう.
ディクテーションを初めて聞いた方に簡単に説明すると,
ディクテーション:音声を聞きながら,聞こえた単語を書きとっていく.
リエゾン:単語と単語が連続して発音されることにより音の切れ目がなくなること.
・具体的な手順
- スクリプトは見ずに質問文をディクテーションする.(全ての単語を書きとれるまで繰り返し聞く)
- 自分の書いた文章があっているか確認.
- Words & Phrases に知らない語句や表現があればノートに書き写す.
1:知らない単語に関しては書きとれないので諦めて答えを見ましょう.
2,3:書き取りを終えたら答え合わせをします.ここで知らない単語や熟語表現がある場合は合わせて勉強しておきましょう.
Part2は全25問あり,質問文だけでも全てをディクテーションするのは大変かもしれません.しかし,ディクテーションの効果は本当に素晴らしいものがあります.
私はPart2の勉強法にディクテーションを取り入れてから間違える回数がぐっと減りました.具体的には,8~10ミスだったのが0~3ミスになりました.
それではおすすめ参考書も紹介していきます.
Part2対策におすすめの参考書3選
part2対策におすすめの参考書を厳選して3冊紹介します.
公式問題集4~7
まずは先ほど紹介した公式問題集です.近年難化傾向にあるため,最新の7から順に遡って勉強していくことをオススメします.
TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問
こちらはTOEIC Part2に特化した参考書です.計628問あり,Part2全パターンの問題が掲載されています.
具体的には,以下のような構成になっています.
- WH疑問文 (154問)
- Yes/No疑問文 (71問)
- 平叙文 (46問)
- 否定・付加疑問文 (41問)
- 提案・依頼・勧誘・申し出 (41問)
- 選択疑問文 (25問)
- 模試10セット(25×10問)
スマホで音声をダウンロードできるので操作性もよく,効率よく学習を進めていけます.
Part2を極めたい方は公式問題集に加えて,こちらの本の中での苦手なパターンの問題を追加で勉強しておくとPart2の鬼になることが可能です.

私自身は,5. 提案・依頼・勧誘・申し出 のパートと,6 の選択疑問文のパートを2周しました.
TOEICR L&R TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問240
最後は「特急シリーズ」からの紹介です.難問を集めた参考書で,Part2の正答率が7~8割くらいの人が9割に持っていきたい方はこちらを勉強することをおすすめします.
2018年の参考書ですが難問を集めているので,2021年現在の傾向にあった問題集で,サイズもコンパクトで非常に良いです.
TOEIC Part2 対策まとめ
いかがだったでしょうか.Part2対策は勉強のコストパフォーマンスが極めて高く,最初のうちに攻略しておくことをおすすめします.
今回紹介した参考書を用いてPart2を得意分野にしていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました.
コメント